米下院、予算法案審議巡る採決を延期 政府機関に閉鎖リスク

　９月１３日、米連邦議会で野党共和党が多数派を占める下院は、国防予算法案の審議開始に向けた採決を延期した。写真はワシントンの連邦議会議事堂で１２日撮影（２０２３年　ロイター／Elizabeth Frantz）

[ワシントン １３日 ロイター] - 米連邦議会で野党共和党が多数派を占める下院は１３日、国防予算法案の審議開始に向けた採決を延期した。予算が期限切れとなる３０日までに残りの歳出法案を可決できるかどうかが不透明になった。

党内の保守強硬派がマッカーシー下院議長に反発しており、採決延期は法案可決に十分な支持を得られていない可能性がある。

下院はこれまでに１２本の歳出法案のうち１本しか可決しておらず、予算が成立しなければ政府機関が一部閉鎖する事態となる。

マッカーシー氏と下院指導部は法案審議に十分な支持を獲得するため、非公開で協議を続けるとみられる。