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ハマスのイスラエル攻撃は戦争犯罪として捜査可能=ICC主任検察官

ロイター / 2023年10月13日 9時10分

10月12日、 国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官(写真)は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエル国内やガザでイスラエル人に対して行った攻撃について、ICCは戦争犯罪として捜査できるとの見解をロイターのインタビューで明らかにした。ハーグで同日撮影(2023年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

Anthony Deutsch

[ハーグ(オランダ) 12日 ロイター] - 国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は12日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエル国内やガザでイスラエル人に対して行った攻撃について、ICCは戦争犯罪として捜査できるとの見解をロイターのインタビューで明らかにした。

イスラエルはICCに加盟していない。しかしカーン氏は、ガザを含めたパレスチナ自治区にはICCの管轄権があり、ハマスを訴追することができると説明した。

カーン氏は「ハマスであれ、アルカイダであれ、パレスチナ人が犯罪に関与した証拠があれば、イスラエル領内を含めて犯行の場所がどこでも、われわれは管轄権を持っている」と述べた。

イスラエルとハマスの戦闘がもたらしている現状については「ICCの主任検察官でなくても、人間なら誰もが、ここ数日現地から届く映像を見れば胸が痛むし、心が凍り付く」と語り、犯罪の責任を追及するための法的プロセスが必要だと訴えた。

ICCが捜査をして逮捕状を発行しても警察力はないので、対象者の拘束は最終的には加盟国に委ねられる。ただ米国、中国、ロシアなど多くの主要国はICCに加盟していない。

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