ビルケンシュトック、米上場2日目も下落 タイミング不運の声も

１０月１２日、 米ニューヨーク証券取引所で、前日に上場したドイツの高級サンダル販売会社ビルケンシュトックが６％余り下落した。写真はロンドンの同社店舗で１２日撮影（２０２３年　ロイター/Toby Melville）

[１２日 ロイター] - １２日の米ニューヨーク証券取引所で、前日に上場したドイツの高級サンダル販売会社ビルケンシュトックが６％余り下落した。公開価格を割り込んで終えた前日に続き、さえない地合いとなっている。

１２日の終値は３７．５５ドル。公開価格は４６ドルだった。

この日の下落により、時価総額は約７０億ドル、完全希薄化後ベースでは８０億ドル近くになる。これは仏富豪ベルナール・アルノー氏と同氏の高級ブランド大手ＬＶＭＨが支援する米投資会社Ｌキャタルトンが２０２１年にビルケンシュトックの過半株式を取得した際に支払った４３億５０００万ドルのなお２倍近くとなっている。

ビルケンシュトックの上場は、ＬＶＭＨの第３・四半期売上高が伸び悩んだことを受けてＬＶＭＨ株が急落したのと同時だった。

テマＥＴＦｓの投資パートナー、ハビエル・ゴンザレス・ラストラ氏は「新規株式公開（ＩＰＯ）のタイミングはＬＶＭＨ決算後のため、ある意味不運だった」と述べた。