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インドCPI、9月は前年比5.02%上昇 3カ月ぶり低水準

ロイター / 2023年10月13日 11時2分

インド当局が12日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.02%上昇し、前月の6.83%を下回り、3カ月ぶりの低水準となった。写真は、インド・ムンバイ郊外の大規模店のバックヤード内の様子。2014年11月4日に撮影。(2023年 ロイター/Danish Siddiqui )

Aftab Ahmed

[ニューデリー 12日 ロイター] - インド当局が12日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.02%上昇し、前月の6.83%を下回り、3カ月ぶりの低水準となった。

野菜価格の下落が押し下げたが、インド準備銀行(RBI、中央銀行)が利下げ開始の目安と示唆している4%はなお上回っている。

ロイターがまとめたエコノミスト予想(5.50%)と、中銀のインフレ目標範囲(2―6%)の上限をともに下回った。

全体の半分近くを占める食品の価格は6.56%上昇。8月は9.94%上昇していた。

ここ2カ月は野菜価格がインフレ高止まりの主因となっており、政府が一部のコメ輸出を規制し、玉ねぎの輸出関税を引き上げる事態となった。

その結果、9月の野菜価格の上昇は3.39%と前月の26.14%から大きく縮小した。穀物価格の伸びも前月の11.85%から10.95%に鈍化した。

エコノミスト2人によると、変動の激しい食品とエネルギーを除く9月のコア指数は推計4.5%上昇。8月は4.6─4.9%とみられている。政府はコア指数の統計を発表していない。

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