1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

午前の日経平均は反落、米長期金利の上昇を嫌気 ファーストリテは5%超高

ロイター / 2023年10月13日 12時5分

 10月13日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比137円90銭安の3万2356円76銭と、4日ぶりに反落した。写真は都内にある東京証券取引所で2011年3月撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

Mayu Sakoda

[東京 13日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比137円90銭安の3万2356円76銭と、4日ぶりに反落した。米国市場で長期金利が上昇し株安となった流れを引き継いだ。個別では、前日に決算を発表したファーストリテイリングが5%超高となり、日経平均は小幅安にとどまった。TOPIXは2日ぶりに反落し1.25%安となった。

日経平均は166円安で寄り付いた後、38円高とプラス圏に浮上、その後は再びマイナス圏に転落、180円安の3万2313円80銭で安値をつけた。日経平均の指数寄与度の高いファーストリテイリングの株価に左右される展開となった。

TOPIXは1.25%安の2313.23ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆0552億3100万円だった。東証33業種では、全業種が値下がりした。その他製品、輸送用機器、不動産、保険、サービスなどが値下がり率上位となった。

12日米国で公表された9月消費者物価指数(CPI)は家賃やガソリン代主導で上昇したが、基調的なインフレの伸び鈍化を示唆した。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「年内の米追加利上げ観測が後退していたが、CPIが意外と底堅かった。利上げ観測が再浮上する形になっており、株式市場の重しとなっている」との見方を示した。

米国連邦準備制度理事会(FRB)は10月31日─11月1日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。FOMC参加者が金融政策に対する発言を控える「ブラックアウト期間」は21日からとなるが、来週はFRB関係者の発言を多数控えている。「FRBの金融政策決定に対する見方は揺れている。来週も金利と株価が高官発言によって左右されるだろう」(国内株式ストラテジスト)という。

主力株では、12日に市場予想を上回る通期の連結業績予想と配当予想の上方修正を発表したファーストリテイリングが5.60%高となり、日経平均を約187円押し上げた。そのほか、東京エレクトロン、アドバンテスト、ファナックもしっかりだった。半面、ダイキン工業、リクルートホールディングス、NTTデータグループはさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが152銘柄(8%)、値下がりは1648銘柄(89%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください