日本の政策金利0.1%上昇なら3メガの業務純益に3%プラス効果=S&P
ロイター / 2023年10月13日 14時26分
Ritsuko Shimizu
[東京 13日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは13日、「円金利の上昇が日本の企業と銀行の信用力に与える影響」と題するリポートを発表し、日本の政策金利が2023年3月末比で24年に0.1%程度と緩やかに上昇する場合、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3メガ銀行グループの業務純益には約3%程度のプラス効果があるとした。
日本の政策金利については、23年3月末比で24年に0.1%程度、25年までに同0.2%程度の緩やかな上昇を予想している。
日本の経済成長率は、金融政策の変化を主因に急ブレーキがかかることはないとの見方。また、一般事業法人で増加する借入金の利払い費の影響は経常利益を2%下押しする程度で、利払い費増加を主因にの経常利益が大きく悪化することはないとみている。
一方、こうした金利の上昇は、銀行セクターの収益にネットでプラスに働くことになるという。貸し出しなどの利回りの改善による資金利益の増加効果が、保有債券の含み損増加という負の効果を上回るとみている。3メガ銀行グループの業務純益に与えるネットの影響は、保有債券の利回り向上の影響を加味しない保守的な見積もりでも、業務純益対比で約3%相当のプラスの効果があるとみている。
この記事に関連するニュース
-
ひろぎんHDが新中計でPBR 1倍宣言、業種平均は0.4倍 どう達成する?
Finasee / 2024年7月18日 11時0分
-
横浜銀行のコンコルディアFG、PBRが0.3倍から0.8倍に改善 カギとなる「RORA」とは
Finasee / 2024年7月11日 11時0分
-
七十七銀行は「新札発行」銘柄? 渋沢栄一との深いゆかり 新ビジネスは婚活、マチアプにも参入?
Finasee / 2024年7月4日 11時0分
-
企業の借入金利、半数超が前年度から「上昇」 上昇幅最多は「+0.1%未満」 平均借入金利3年ぶり1%台
PR TIMES / 2024年6月27日 12時40分
-
ふくおかFGに半導体の追い風、傘下行で融資が急増 経済効果20兆円
Finasee / 2024年6月27日 11時0分
ランキング
-
1「トヨタが日本を見捨てたら、日本人はもっと貧しくなる」説は本当か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 6時20分
-
2トヨタ子会社の3工場で稼働停止、部品欠品で「ランクル」「アルファード」の生産ストップ
読売新聞 / 2024年7月23日 20時15分
-
3危険な暑さ…千葉で39度も 「長袖」で対策? 直射日光防ぎ、「冷感」「放熱」猛暑対策に特化【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 23時6分
-
4ユークス、脚本家の野島伸司氏が社外取締役を辞任 一身上の都合
ロイター / 2024年7月23日 16時55分
-
5「平気でウナギを食べる人」が知らない資源の実態 ウナギをいつまでも食べ続けるためには
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)