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日経平均は4日ぶり反落、米金利上昇で 大幅高の反動も

ロイター / 2023年10月13日 15時31分

 10月13日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比178円67銭安の3万2315円99銭と、4営業日ぶりに反落して取引を終えた。写真は2015年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

Hiroko Hamada

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比178円67銭安の3万2315円99銭と、4営業日ぶりに反落して取引を終えた。前日の米市場で9月の米消費者物価指数(CPI)を受けて米長期金利が上昇したことが重しとなった。前日までの3営業日で大幅上昇していたため、利益を確定する売りも持ち込まれた。

日経平均は前営業日比166円安と軟調スタート。一時、小幅高に転じる場面もみられたがすぐにマイナス圏に沈み、その後は弱い地合いが続いた。後場にはさらに下げ幅を広げ、3万2200円台後半でもみ合う展開となった。週末を控えて持ち高調整が出たとの指摘もあった。

東証プライム市場では9割以上が値下がりするなど、ほぼ全面安となった。前日に好決算を発表したファーストリテイリングが相場を支えた。

市場では「依然として、米長期金利の先行きに対するマーケット参加者の警戒感は強い」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。来週にかけても「米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受けた米金利動向には注意が必要」(同)という。

一方、丸三証券の投資情報部長・丸田知宏氏は「仮に今後米長期金利が5%近辺に向けて上昇することがあれば、FRB高官からハト派的な発言がみられるのではないか」と指摘する。FRBのハト派姿勢が続き、中東情勢のさらなる悪化がなければ、「国内企業の決算発表が本格化する今月末にかけて、日経平均は3万2000円前後から3万3000円程度で推移するのではないか」と予想する。

TOPIXは1.44%安の2308.75ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は1.44%安の1188.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆7676億0000万円と、商いが膨らんだ。東証33業種では、鉱業以外の32業種が値下がり。繊維、サービス、ゴム製品などの下げが目立った。

個別では、ファーストリテが5.7%高となり、日経平均を192円ほど押し上げた。同社は12日、市場予想を上回る通期の連結業績予想と配当予想の上方修正を発表し、素直に好感された。

一方、主力株は軒並み軟調で、ダイキン工業は2%超安、トヨタ自動車、ソニーグループはいずれも1.9%安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり101銘柄(5%)に対し、値下がりが1708銘柄(92%)、変わらずが28銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 32315.99 -178.67 32328.39 32,249.03─

32,533.08

TOPIX 2308.75 -33.74 2324.08 2,303.74─2

,331.10

プライム市場指数 1188.22 -17.38 1196.43 1,185.66─1

,199.51

スタンダード市場指数 1115.68 -12.60 1123.53 1,115.19─1

,124.80

グロース市場指数 873.94 -31.17 898.04 873.94─898

.04

マザース総合 683.24 -25.39 702.98 683.10─702

.98

東証出来高(万株) 141413 東証売買代金(億円 37676.00

)

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