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ガザ北部、重症患者の退避は「死の宣告」=WHO

ロイター / 2023年10月13日 20時25分

世界保健機関(WHO)は13日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部の住民に対し、ガザ南部に24時間以内に退避するよう求めたことについて、重症患者の退避は不可能だと現地の保健当局から通知があったことを明らかにした。ガザで13日撮影。(2023年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)

[ジュネーブ 13日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は13日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部の住民に対し、ガザ南部に24時間以内に退避するよう求めたことについて、重症患者の退避は不可能だと現地の保健当局から通知があったことを明らかにした。

WHO報道官は「人工呼吸器など生命維持装置に頼らなければ生き延びれない重症患者がいる。こうした人々を移動させることは死の宣告に等しい。医療従事者にそうしたことを求めるのは残酷極まりない」と述べた。

WHOによると、ガザの病院はすでに限界に達しており、南部では病院に患者があふれかえり、北部の2つの大病院はすでに計760床の収容能力を超えている。

報道官は「病院は1日数時間しか電気を使えない。燃料は枯渇しつつあり、配給制になっている。最重要の装置を維持するには発電機に頼らざるを得ない」と発言。

「こうした装置も、燃料の在庫が尽きれば、数日で停止せざるを得なくなる」とし、そうなれば手術が必要な負傷者、集中治療室の患者、保育器に頼っている新生児に壊滅的な影響が及ぶと述べた。

ガザでは病院の血液バンクや医薬品も不足しているという。

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