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NY外為市場=ドル指数1週間ぶり高値、米CPI受けた流れ継続

ロイター / 2023年10月14日 6時22分

ニューヨーク外為市場ではドルが続伸し、主要通貨バスケットに対し1週間ぶり高値を付けた。7月27日撮影(2023年 ロイター/Jose Luis Gonzalez/File Photo)

[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが続伸し、主要通貨バスケットに対し1週間ぶり高値を付けた。前日の取引は予想を上回る9月の米消費者物価指数(CPI)を受け連邦準備理事会(FRB)が金利をより長期間高水準に維持するという観測が強まる中、ドルは急伸していた。

9月CPIは前月比0.4%上昇、前年比3.7%上昇で、ともに市場予想を上回った。

11日に発表された9月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)も前年比2.2%上昇した。伸びは8月から加速し、予想の1.6%上昇を上回った。

マネックス・セキュリティーズのFXトレーダー、ヘレン・ギブン氏は、11日にはPPIに対する反応は比較的控えめだったものの、「CPIを受けそうした反応に修正が入り、ドルの大幅な動きにつながった」という見方を示した。

主要6通貨に対するドル指数は0.11%高の106.63。前日は、1日としては3月15日以来最大の伸びを記録した。週足では0.5%上昇する見通し。

イスラエル情勢を受け、経済的かつ地政学的な不確実性が高まる中、ドルが再び勢いを増しているとアナリストは指摘する。イスラエル軍は13日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザのガザ市で数日以内に「大規模な」作戦を展開するとし、100万人以上のガザ市住民に24時間以内に南部へ避難するよう指示した。

FRB当局者のハト派的なトーンもドルを支えている。フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁はこの日、物価上昇圧力が弱まりつつある中、FRBは利上げを終了する可能性が高いとの考えを示した。

米ミシガン大学が13日発表した10月の消費者信頼感指数(速報値)は63.0と、前月の68.1(確報値)から低下した。低下は3カ月連続。市場予想中央値の67.2を下回った。

円は対ドルで、0.21%高の149.5円。RBCのチーフ為替ストラテジスト、アダム・コール氏は「介入リスクは明らかに高く、ドル/円の動きを抑制している」と指摘した。

オフショア人民元は横ばいの1ドル=7.3114元。中国国家統計局が13日発表した9月の物価統計は、CPIが前年比横ばいとなる一方、PPIは2.5%下落した。デフレ圧力は続いている。

カナダドルは対米ドルで小幅上昇。カナダの主要輸出品目である原油価格が上昇する中、カナダ中銀が月内の会合で追加利上げを実施するという観測が強まっている。

ドル/円 NY終値 149.55/149.57

始値 149.62

高値 149.73

安値 149.46

ユーロ/ドル NY終値 1.0509/1.0513

始値 1.0517

高値 1.0547

安値 1.0496

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