1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

韓国、米と共同訓練拡大へ 対北朝鮮の抑止力強化で=国防相

ロイター / 2023年11月13日 17時46分

 11月13日、韓国の申源シク国防相(写真右)は、北朝鮮のいかなる攻撃に対しても抑止力を高め、制裁を加えられるようにするために、米韓の共同軍事訓練を拡大し、日本との協力も強化する表明した。写真左はオースティン米国防長官。13日、ソウルで代表撮影(2023年 ロイター)

[ソウル 13日 ロイター] - 韓国の申源シク国防相は13日、北朝鮮のいかなる攻撃に対しても抑止力を高め、制裁を加えられるようにするために、米韓の共同軍事訓練を拡大し、日本との協力も強化する表明した。

韓国を訪れているオースティン米国防長官との会談後に語った。

両相は先に、北朝鮮の核やミサイルの脅威を抑止するための米韓国防相間の戦略文書「オーダーメード型抑止戦略(TDS)」の改定版に署名した。

オースティン長官は、米国の戦略原子力潜水艦や戦略爆撃機「B52」の最近の韓国への寄港・着陸は抑止に向けた取り組みの節目になると指摘。世界的な危機にもかかわらず、こうした配備のテンポは続くと述べた。

長官は「今後も約束を果たしていく」とし、米軍が過去1年で以前よりも多くの配備をインド太平洋地域に行ったとし「何が起きても対応できる能力を高めた」と語った。

日米韓は、北朝鮮が発射する弾道ミサイル情報を3カ国で即時共有するシステムについて、予定通り12月に運用を開始することで合意。

長官は「3カ国の協力はかつてないほど高まりつつある」とし数週間以内に発表があることを示唆した。

申氏は「世界各地で紛争が起きているが、われわれの同盟は歴史上、また世界で最も強力だ」と述べた。

最近行った実弾射撃演習はこれまで米韓が行った中で最大規模だとし、共同演習を強化することで北朝鮮が攻撃した場合に「即時かつ強力に」対応できると語った。

米シンクタンク「ジャーマン・マーシャル財団」でアジア問題を研究するボニー・グレイザー氏は、米国がどこに照準を合わせるかが懸念されていると述べた。

「(米国は)2つの戦争に巻き込まれている」と指摘。来年の米大統領選挙も懸念要因で、インド太平洋地域に重点を置き地域の同盟国との協力を重視する政策が選挙後も維持されるかが注目されると話した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください