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アルゼンチン、ペソ50%超切り下げ 経済危機打開へ改革発表

ロイター / 2023年12月13日 9時49分

 12月12日、アルゼンチンのカプト新経済相は、通貨ペソの公式レートを50%以上切り下げ、1ドル=800ペソにすると発表した。ブエノスアイレスで11日撮影(2023年 ロイター/Agustin Marcarian)

Jorge Otaola Walter Bianchi

[ブエノスアイレス 12日 ロイター] - アルゼンチンのカプト新経済相は12日、通貨ペソの公式レートを50%以上切り下げ、1ドル=800ペソにすると発表した。エネルギー補助金の削減、公共事業の入札停止、政府の規模縮小なども表明した。

急進的なリバタリアン(自由至上主義)で知られるハビエル・ミレイ氏が10日に大統領に就任し、経済危機打開に向けた「ショック療法」の詳細発表が待たれていた。

カプト氏は政府の計画について、短期的には痛みを伴うが、財政赤字削減とインフレ抑制のために必要だと強調。「破局を回避し、経済を軌道に戻すのが目的だ」と述べた。

ペソは2019年以降、厳格な資本規制によって人為的に高く維持されており、366ペソの公式レートと1000ペソ前後の非公式レートの間に大きな開きが生じている。

アドルニ大統領報道官は「45%の貧困率、年率200%のインフレという危機的状況だ」とし、「われわれはハイパーインフレに向かっており、それを回避するのが目的だ」と述べた。

カプト氏は農家が以前から求めてきた輸出税の段階的廃止を検討する考えも示した。アルゼンチンは加工大豆油や大豆ミール、トウモロコシの主要な輸出国。

ミレイ氏の当選以降、財政縮小に向けた同氏の強い姿勢は国内金融市場を支え、12日の取引で主要株価指数は最高値を更新、国債価格は2%超上昇した。

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