ブラジル洪水の死者143人、降雨続く

　ブラジル・リオグランデドスル州の民間防衛当局は１２日、洪水による死者が前日の１３６人から増えて１４３人に上ったと発表した。同州ポルトアレグレで撮影（２０２４年　ロイター／Adriano Machado）

Lisandra Paraguassu

[ポルトアレグレ １２日 ロイター] - ブラジル・リオグランデドスル州の民間防衛当局は１２日、洪水による死者が前日の１３６人から増えて１４３人に上ったと発表した。なお１２５人が行方不明となっている。

降雨は続いており、気象サービスのメトスルは「極めて憂慮すべき」状況だとした。

ブラジル政府は１１日夕刻、危機対応として約１２１億レアル（２３億４０００万ドル）の支出を発表した。２週間弱前に始まった降雨で、同州の人口約１０９０万人のうち５３万８０００人以上が避難を余儀なくされている。

バイデン米大統領は１１日、支援のためにブラジル政府と連絡を取り合っているとの声明を出した。