対仏投資促進イベント、160億ドル獲得見込み 昨年上回る

仏大統領府は１３日、きょう開催する投資誘致を目的とするイベント「チューズ・フランス」について、１５０億ユーロ（約１６２億ドル）相当の投資を獲得する見込みだとし、昨年の１３０億ユーロを上回るとの見方を示した。写真はマクロン大統領。パリで２３年１１月撮影。（2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier/Pool/File Photo）

[パリ １３日 ロイター] - 仏大統領府は１３日、きょう開催する投資誘致を目的とするイベント「チューズ・フランス」について、１５０億ユーロ（約１６２億ドル）相当の投資を獲得する見込みだとし、昨年の１３０億ユーロを上回るとの見方を示した。

フランスはユーロ圏第２位の経済大国だが、このところは財政赤字や成長低迷といった逆風に直面。世界の金融センターとしてもニューヨークやロンドンに水をあけられており、イベントを通じて欧州のビジネスの中心地としての評価を高めることを狙う。

大統領府によると、誘致を見込む投資額１５０億ユーロはテクノロジーや人工知能（ＡＩ）、金融など５６のプロジェクトによるもの。

米マイクロソフトはフランスで４０億ユーロを投資すると発表。大統領府は週末、アマゾンがイベントで１２億ユーロの投資を発表すると明らかにしている。

製薬大手のファイザーとアストラゼネカも、合わせて１０億ドル近い投資を発表した。