米ＪＰモルガン、第2四半期の投資銀行収入見通しを上方修正

　６月１２日、米金融大手ＪＰモルガン・チェースの商業・投資銀行部門の共同最高経営責任者ＣＥＯ）トロイ・ローボー氏は、第２・四半期の投資銀行部門の収入を２５─３０％増とする見通しを示し、予想増収率を５月時点の１０％台半ばから上方修正した。写真は２０１５年５月、ニューヨークの本社前で撮影（２０２４年　ロイター/Mike Segar）

Nupur Anand

[ニューヨーク １２日 ロイター] - 米金融大手ＪＰモルガン・チェースの商業・投資銀行部門の共同最高経営責任者ＣＥＯ）トロイ・ローボー氏は１２日、第２・四半期の投資銀行部門の収入を２５─３０％増とする見通しを示し、予想増収率を５月時点の１０％台半ばから上方修正した。

ローボー氏は「資本市場は極めて堅調に推移しており、全体的なフランチャイズは改善した」と述べた。

投資銀行部門の収入は第１・四半期は２７％増の２０億ドルだった。

一方でローボー氏は、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が恐らく利下げを市場予想よりも遅い時期に先送りするとの見方を示した。ＦＲＢは１２日、政策金利を据え置いた上、利下げの開始時期が１２月まで後ずれするとの予想を伝えた。

ローボー氏は、５年以内に退任するとみられるジェイミー・ダイモンＣＥＯの後継者候補の１人と目されている。