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インドCPI、5月は4.75%に鈍化 燃料価格下落も食品高止まり

ロイター / 2024年6月13日 12時8分

 6月12日、インド政府が発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年比4.75%上昇した。写真はインドのムンバイのスーパーマーケットで2022年6月撮影(2024 ロイター/Francis Mascarenhas)

Sarita Chaganti Singh Manoj Kumar

[ニューデリー 12日 ロイター] - インド政府が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年比4.75%上昇した。伸びは4月の4.83%から鈍化し、ロイターがまとめたエコノミスト50人の予想4.89%も下回った。燃料価格が下落して伸びを抑えた一方、食品価格は高水準にとどまっている。

CPIの半分近くのウエートを占める食品価格の上昇率は4月の8.70%から8.69%と小幅鈍化した。前年比上昇率は2023年11月から8%を超えている。

エコノミスト2人によると、変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数は3.12%上昇。4月は3.23%上昇だった。政府はコア指数を発表していない。

HDFCバンクのエコノミスト、スワティ・アロラ氏は「インフレは予想外に鈍化した。コアインフレの緩和と燃料価格上昇ペースの減速が背景」と述べた。

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