台湾中銀、政策金利据え置き インフレ予測を下方修正
ロイター / 2024年6月13日 19時57分
[台北 13日 ロイター] - 台湾中央銀行は13日、政策金利を市場の予想通り2%に据え置いた。
中銀の楊金龍総裁はインフレ率が鈍化傾向にあるとした上で「金融政策のトーンはさらなる引き締めだ」と発言。台湾のインフレ率は相対的に低いため、政策変更は「段階的で小刻み」になるとし「金融政策の引き締めはインフレ期待の抑制に寄与する」と述べた。
今年の消費者物価指数(CPI)上昇率の予測は2.16%から2.12%に下方修正した。
今年の経済成長予測は3月時点の3.22%から3.77%に上方修正。人工知能(AI)など「新たな新興技術アプリケーション」の需要が高まっていると指摘した。
また、不動産価格の上昇抑制に向け、銀行の預金準備率を25ベーシスポイント(bp)引き上げた。楊総裁は今回の措置により、銀行が投資と新規融資に慎重になり、不動産市場への資金流入が減るとの見方を示した。
ファースト・キャピタル・マネジメントのアナリストは、次回9月の会合でも預金準備率の引き上げがあるかもしれないが、利上げはないだろうと予想。「全面的な引き締めが必要な状況ではない」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1進出日系企業に動揺=蘇州母子負傷事件―中国
時事通信 / 2024年6月25日 21時30分
-
2中国で日本人親子切りつけ「子ども持つ身として心配」 中国当局は「誠に遺憾」
日テレNEWS NNN / 2024年6月25日 17時54分
-
3北朝鮮の弾道ミサイル、失敗と推定と韓国軍 米空母が釜山入港中
ロイター / 2024年6月26日 8時0分
-
4EU、ウクライナと加盟交渉開始=侵攻下、実現に数年も
時事通信 / 2024年6月25日 23時5分
-
5「ラーメン」で? 韓国・世界遺産ピンチ…山の植物枯れる被害 原因は“飲み残しスープ”か
日テレNEWS NNN / 2024年6月25日 21時27分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください