イスラエル格付け「A」に下げ、中東情勢緊迫化で=フィッチ
ロイター / 2024年8月13日 9時45分
[12日 ロイター] - 格付け会社フィッチは12日、イスラエルの格付けを「Aプラス」から「A」に引き下げた。パレスチナ自治区ガザでの戦闘が長期化する中、地政学リスクが高まっているとした。見通しは「ネガティブ」に据え置いた。
「ガザでの紛争は2025年に入っても続く可能性があり、他の戦線に拡大するリスクもある」との見方を示した。
イスラエルとイランやその代理勢力との緊張の高まりは、多額の追加軍事支出、インフラの破壊、経済活動や投資への打撃を意味する可能性があると指摘。
イスラエル政府が国境防衛強化に伴い、軍事費を戦闘開始前の水準から対国内総生産(GDP)比1.5%近く恒久的に増加させると予想した。
「国家財政は打撃を受けており、24年には財政赤字がGDPの7.8%に達し、中期的には債務がGDPの70%を超えると予想している」とし、軍事費拡大と経済の不透明感が持続すれば、債務水準は25年以降増加傾向が続くと見込んだ。
イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤがイランで殺害され、ヒズボラの司令官シュクル氏がベイルートで殺害されたことを受け、ガザ紛争がより広範な中東戦争に発展する恐れが高まっている。
フィッチは、イスラエルとイランおよびその同盟国間の緊張の高まりが追加軍事費やインフラの破壊、経済活動と投資への打撃につながるとの見方を示した。
この記事に関連するニュース
-
イスラエル格付け「A」に下げ、中東情勢緊迫化で=フィッチ
ロイター / 2024年8月13日 8時23分
-
イスラエルvs.イラン「中東全面戦争」の現実味 「暗黙のルール」維持も徐々に高まる緊張
東洋経済オンライン / 2024年8月7日 15時0分
-
[社説]ハマス指導者暗殺 自制促し戦火拡大防げ
沖縄タイムス+プラス / 2024年8月5日 4時0分
-
イラン、イスラエルに報復宣言 ハマス最高指導者・ハニヤ氏殺害で「血に報いる」 ヒズボラ幹部殺害で「紛争拡大」も懸念
zakzak by夕刊フジ / 2024年8月1日 15時15分
-
ハマス、最高指導者殺害でイスラエルへの報復明言 イランも同調で中東の緊張増大へ
産経ニュース / 2024年7月31日 19時38分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)