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国内企業物価、7月は前年比3.0%上昇に伸び加速 非鉄など寄与

ロイター / 2024年8月13日 9時57分

 日銀が8月13日に発表した7月の企業物価指数(CGPI)速報では、国内企業物価指数が前年比3.0%上昇した。41カ月連続プラス。都内で2020年6月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Kentaro Sugiyama

[東京 13日 ロイター] - 日銀が13日に発表した7月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は123.1となり、前年比3.0%上昇した。指数は比較可能な1980年以降で最高水準。非鉄金属などが押し上げ要因となった。伸び率は6月の2.9%から拡大し、2023年8月以来の大きな伸びが続いた。前月比では0.3%上昇だった。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比プラス3.0%だった。

前年比の上昇は41カ月連続。最も押し上げに寄与したのは「非鉄金属」で、前年比18.5%上昇。過去の銅・アルミニウム市況上昇の影響が反映された。

「電力・都市ガス・水道」は政府の電気・ガス価格激変緩和対策事業による値引きが終了した影響、飲食用品は原材料や包装資材、エネルギーなど諸コストの上昇を転嫁する動きで上昇した。

全515品目中、前年比で上昇したのは390品目、下落は105品目。日銀の担当者によると、今月は電気・ガス価格激変緩和対策事業終了などの影響を受けた電力・都市ガス、諸コストの上昇を転嫁する動きや天候不順などの影響が見られた農林水産物、食料品を中心に価格上昇がみられたという。

輸入物価は円ベースで前年比10.8%上昇。上昇幅は6月の9.5%から拡大した。為替の円安だけでなく、天候不順や国際商品市況の動きも反映している。

*日銀の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

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