ブラジル中銀、利上げを検討=ガリポロ理事
ロイター / 2024年8月13日 12時11分
8月12日、ブラジル中央銀行のガブリエル・ガリポロ理事(金融政策担当)は、金融政策委員会(COPOM)で利上げが検討されていると述べ、政策金利を引き上げる可能性を示唆した。写真はブラジル中銀。ブラジリアで6月撮影(2024 ロイター/Adriano Machado)
Marcela Ayres
[ブラジリア 12日 ロイター] - ブラジル中央銀行のガブリエル・ガリポロ理事(金融政策担当)は12日、金融政策委員会(COPOM)で利上げが検討されていると述べ、政策金利を引き上げる可能性を示唆した。
ガリポロ氏は今年末で任期が終了するカンポス・ネト総裁の後任候補として最有力視されている。
カンポス・ネト氏も12日、次期総裁が誰になろうとも、政策当局者はインフレ率を目標水準に戻すために必要なあらゆる措置を講じると表明した。
ガリポロ氏はウォーレン・インベスティメントス主催のイベントで、先週行った講演について「解釈に非常に満足している」と述べた。同氏は先週、タカ派的な発言をし、利上げ観測の高まりから直後に通貨レアルが対ドルで上昇した。
ガリポロ氏はインフレの上振れリスクがあるとし、3%の中銀目標を達成する上で現在の状況は不快だという認識を改めて示した。
同氏は、金利を制約的な水準に長期間維持するという中銀のコミュニケーションが利上げの可能性を排除するものと誤って解釈されたと指摘。「それはCOPOMの診断の現実ではない。利上げは検討されている」と語った。
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