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午後3時のドルは堅調147円半ば、株高で円じり安

ロイター / 2024年8月13日 15時29分

 8月13日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の147円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 13日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の147円半ばで取引されている。日経平均が再び1000円超の上昇となったことなどから、投資家のリスク選好姿勢が高まるとの見方が広がり、円がじり安となった。

連休明けのドルは、朝方の146円後半から午後には一時147円後半へじり高となった。12日海外市場でつけた1週間ぶり高値の148円前半には届かなかったが、円やスイスフランが売られる一方、豪ドルなどが買われるリスクオンムードの動きが進んだ。

円が売られた一因として、投機筋の買い戻しがほぼ一巡したことを挙げる声もあった。米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめた8月6日時点のIMM通貨先物非商業部門の取組状況で、投機筋の円売りポジションは1万枚強と、2021年3月以来約3年半ぶり水準まで減少した。

投機の円売りは7月2日時点で18万枚超と過去最大級まで膨らんでいたため、この1カ月で円売りポジションは、ピーク時から9割超減少したことになる。「今後の円売り解消ペースはこれまでより緩やかとなるだろうが、まだ解消圧力が残っている以上、急に円高へ振れる可能性もまだある」(外銀アナリスト)との声が聞かれた。

この日は円売りが先行したが、緊張する中東情勢が一段の円安に歯止めをかけたとする見方もあった。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は12日、早ければ今週にもイランやその代理勢力による中東での重大な攻撃が予想されていることを明らかにした。米国のジェフ・フレーク駐トルコ大使によると、米国は緊張緩和に向けたイランへの働きかけを、トルコなどに求めているという。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.65/147.66 1.0939/1.0940 161.52/161.54

午前9時現在 147.02/147.03 1.0936/1.0937 160.78/160.80

NY午後5時 147.19/147.21 1.0931/1.0932 160.90/160.94

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