インドネシアの歳入が安定、1－7月赤字はＧＤＰ比0.41％＝財務相

　８月１３日、インドネシアのスリ・ムルヤニ財務相（写真）は、政府歳入の落ち込みは７月に安定したが、１ー７月の法人税収入は依然として縮小していると述べた。写真は昨年５月、韓国・仁川で撮影（２０２４年　ロイター/Kim Hong-Ji）

[ジャカルタ １３日 ロイター] - インドネシアのスリ・ムルヤニ財務相は１３日、政府歳入の落ち込みは７月に安定したが、１ー７月の法人税収入は依然として縮小していると述べた。

１─７月の財政赤字は対国内総生産（ＧＤＰ）比０．４１％の９３兆４０００億ルピア（５９億ドル）。１ー６月はＧＤＰ比０.３４％だった。

歳入は１５４５兆４０００億ルピアで前年比４.３％減。１ー６月は６％減でペースは鈍化している。

歳出は１６３８兆８０００億ルピアで前年比１２．２％増。選挙やボルネオ島での新首都建設を反映した。

財務相は「税収は改善しているが、コモディティー価格下落の圧力がまだ残っている。歳出は予定どおりだ」と述べた。

鉱業と製造業からの税収は、１─７月は前年比でそれぞれ５４％と１４％縮小した。

財務相はまた、地政学的緊張と世界市場の不確実性が依然として国内経済のリスクと述べた。