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中国で対外投資熱高まる、QDII枠逼迫 国内資産への不信示す

ロイター / 2024年8月13日 18時1分

中国本土投資家によるオフショア投資需要が急拡大する中、外資系の銀行やファンドマネジャーは、適格国内機関投資家(QDII)制度に基づく対外投資枠の逼迫を回避しようとさまざまに工夫を凝らしている。写真は人民元紙幣。2017年5月撮影(2024年 ロイター/Thomas White)

Selena Li Alessandro Diviggiano

[香港 13日 ロイター] - 中国本土投資家によるオフショア投資需要が急拡大する中、外資系の銀行やファンドマネジャーは、適格国内機関投資家(QDII)制度に基づく対外投資枠の逼迫を回避しようとさまざまに工夫を凝らしている。

中国の投資家はQDIIの下、一定の条件を満たせば海外の証券への投資が認められる。中国政府は7月末現在、189の機関に総額1670億ドルのQDII枠を承認、外資系にはそれぞれ3億ドルから47億ドルの枠が与えられている。投資枠の利用状況は公表されていない。

QDII商品への需要の高まりは、国内資産に対する信頼感の欠如を示す。12日の国内A株の取引高は4960億元(約690億ドル)にとどまり、2020年5月以来の低水準に落ち込んだ。

アジアに本社を置く金融機関の幹部は「これまで枠がなくなるという経験はしたことがない」と話す。上限に達するのを避けるため、支店間で割り当てを行うなどの対策を導入しているという。

また、在中国米系ファンド会社の幹部によると、同社はここ数カ月、機関投資家の顧客を減らして、手数料の高いリテールファンドに投資する投資家からの新規資金流入のための枠を確保しようとしている。

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