急激な円高に伴う株の投げ売り、今後も続く=ゴールドマン
ロイター / 2024年8月13日 20時31分
ゴールドマン・サックスのストラテジスト、スコット・ルブナー氏は12日付のリポートで、ヘッジファンドなどの「システマティック・トレーディング戦略」による投げ売りが続いており、過去1カ月で世界の株式先物に約1090億ドルの売りが出たと指摘した。ニューヨーク証券取引所で8日撮影。(2024年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)
Nell Mackenzie
[ロンドン 13日 ロイター] - ゴールドマン・サックスのストラテジスト、スコット・ルブナー氏は12日付のリポートで、ヘッジファンドなどの「システマティック・トレーディング戦略」による投げ売りが続いており、過去1カ月で世界の株式先物に約1090億ドルの売りが出たと指摘した。
こうした売りは秋まで続く可能性が高く、9月後半が「やっかいな取引環境」になる可能性があるとしている。
システマティック・トレーディング戦略では、人間の直感ではなく、厳密なルールを基づいて取引を行う。
ルブナー氏は、円などの通貨ポジションの解消に伴う今月の株式市場のメルトダウンについて、商品投資顧問(CTA)のシステマティック・トレーディング戦略が一因だと指摘。こうした戦略では、リスクが一定の閾値を超えると、強制的に売りを出す仕組みになっている。
同氏は「CTA戦略によるシステマティックなルールに基づくレバレッジ解消が、引き続き最も重要な影響を及ぼしている。私が見た巻き戻しの中で最大級・最速のものの1つをわれわれは目撃した」と述べた。
オフィス・オブ・ファイナンシャル・リサーチのヘッジファンド・モニターが提供したデータによると、ヘッジファンドのレバレッジは現在、過去10年で最高水準にある。
米国籍のヘッジファンドがプライムブローカーから借り入れた資金は3月末時点で2兆3000億ドルと、2019年12月から約63%増加。資産の増加ペースを上回ったという。
ゴールドマンによると、トレーダーは過去1週間で大量の株式先物を売却。売却額は800億ドル前後に達した。
年金基金は例年9月にポートフォリオのリバランスを行うが、今回は株式へのエクスポージャーを「さらに売る」見通しという。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「給料を下げさせてほしい」と頭を下げた日があった…スーパー「アキダイ」名物社長を動かした"従業員の一言"
プレジデントオンライン / 2024年8月13日 16時15分
-
2【速報】小林製薬 新たに11件分の死亡事例を発表 厚生労働省に報告漏れ「紅麹サプリ」巡る健康被害問題 会社側「取扱いが徹底できていなかった」
MBSニュース / 2024年8月13日 16時35分
-
3【速報】「プッチンプリン」販売再開を江崎グリコ発表 8月13日以降、順次店頭に「お帰りなさい」「夢に見るほど待っていました」SNSに再開を喜ぶ声も
MBSニュース / 2024年8月13日 12時15分
-
4【東海道新幹線・在来線】8月16日(金)~17日(土)“計画運休や運転見合わせの可能性”を発表 台風7号接近で
CBCテレビ / 2024年8月13日 18時51分
-
5斉藤寛さん死去=菓子のシャトレーゼ創業者
時事通信 / 2024年8月13日 16時56分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)