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中国とロシア、北京の安全保障会合で欧米諸国を非難

ロイター / 2024年9月13日 14時57分

 9月13日、中国の董軍国防相は13日、主要国は世界の安全保障において主導的な役割を果たさなければならないとの見方を示した。北京で開かれた年次軍事外交フォーラムで撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

Laurie Chen

[北京 13日 ロイター] - 中国とロシアの防衛当局者は13日、北京で開かれた軍事外交フォーラムで西側諸国を激しく批判した。中国がグローバルサウスの国々にアピールする一方、ロシアは米国が軍事紛争の舞台をアジア太平洋に移していると批判した。

中国の董軍国防相は「大国は世界の安全保障を守るために率先して行動し、ゼロサム思考を捨て、弱小国への圧力を控えるべきだ」と強調した。

多極化した世界では「誰も部外者や傍観者でいることはできない」とし、「大小を問わず、先進国であれ発展途上国であれ、国際問題に参加し、自らの要求を表明し、正当な権利と利益を擁護する平等な権利を持つべきだ」と語った。

中国は近隣諸国との軍事的な関係を強化し、「あらゆる面で発展途上国との軍事協力を深め、拡大していく」と述べた。地域的な緊張を解決するには地域諸国が「団結を通じて強さを求め、自らの平和を自らに頼る」べきだと主張した。

ロシアのフォミン国防次官も演説し、米国は新たな安全保障ブロックを構築することでアジアでの戦争に備えながら中国とロシアを封じ込めようとしていると批判した。

「ロシアと中国は平等と相互尊重に基づく公正で多極的な世界秩序の構築を支持する」と強調した。

「ロシアをウクライナの方式に基づく交渉に追い込む条件を整えるために北大西洋条約機構(NATO)はウクライナに軍隊を派遣する計画だ」とし、「これは核保有国同士の直接的な衝突につながりかねない危険なゲームだ」と指摘した。

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