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米輸入物価、8月は0.3%下落 8カ月ぶりの大幅下落

ロイター / 2024年9月14日 2時48分

米労働省が13日発表した8月の米輸入物価指数は、前月比0.3%下落となり、2023年12月以降で最も大きい下落率となった。2022年11月撮影(2024年 ロイター/Jim Vondruska)

[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日発表した8月の米輸入物価指数は、前月比0.3%下落となり、2023年12月以降で最も大きい下落率となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%下落だった。

7月は0.1%上昇していた。8月は前年同月比で0.8%上昇し、7月の1.7%上昇から緩和した。幅広い品目の価格が低下傾向になり、今後数カ月で国内インフレがさらに沈静化していく見通しだ。

輸入燃料価格が前月比で3.0%下落。石油製品は3.2%下落。燃料価格は7月には1.1%上昇していた。食品価格は0.1%下落。1.5%急騰した7月と比べ、落ち着きを見せた。

燃料と食品を除くコア輸入価格は0.1%下落した。主要貿易相手国の通貨に対してドル高で推移しており、輸入インフレが抑制されている。前年同月比は1.1%上昇した。

石油を除く輸入工業用品および原材料の価格は前月比0.4%下落した。輸入資本財価格は0.1%上昇、輸入車・エンジンの価格は横ばいだった。

自動車を除く輸入消費財のコストは3カ月連続で下落し、非製造消費財は2.0%下落した。

国別の輸入物価は、中国が0.2%下落した。前年比では1.4%下がった。カナダは前月比1.4%下落し、23年12月以来の下落率となった。メキシコも0.3%下落。一方、欧州連合(EU)は0.2%上昇した。

FWDBONSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「今年初めに見られたインフレ再燃は、国内への輸入品価格にはもはや表れていない。これは、米連邦準備理事会(FRB)当局者にとってインフレから経済や労働市場に対する下振れへとリスクを巡るバランスが戻ったと考える1つの理由だ」と述べた。

8月の輸出物価指数は0.7%下落した。7月は0.5%上昇していた。農産物と非農産物の輸出価格がいずれも低下した。農産物では、大豆、トウモロコシ、小麦などの価格が下がった。工業用品や資材、資本財の価格の低下も目立った。

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