マスク氏、次期米政権の「政府効率化」担当 候補争い撤退ラマスワミ氏も
ロイター / 2024年11月13日 11時47分
トランプ次期米大統領(写真左)は11月12日、実業家イーロン・マスク氏(右)と共和党の大統領候補指名争いに参加したビベック・ラマスワミ氏が政府効率化省を率いると表明した。10月5日、ペンシルベニア州で撮影(2024年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ次期米大統領は12日、実業家イーロン・マスク氏と共和党の大統領候補指名争いに参加したビベック・ラマスワミ氏が政府効率化を担う新たな政府機関を率いると表明した。
声明で「私の政権が官僚主義を解体し、過剰な規制を削減し、無駄な支出を減らし、連邦政府機関を再編する道を(両氏が)切り開くだろう」と述べた。
両氏の任務には2026年7月4日の期限を設けた。1776年の独立宣言採択の250周年を同日に迎える米国にとって「贈り物」になると指摘した。
マスク氏は電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)を務め、短文投稿サイトXを所有。ラマスワミ氏は製薬会社の創業者で、共和党の候補指名争いから撤退後、トランプ氏の支持に転じていた。
マスク氏はトランプ陣営に多額の献金をしており、選挙集会にも登壇。トランプ氏は選挙で勝てばマスク氏を政府効率化担当の役職に就けると約束していた。
新組織「Department of Government Efficiency」の短縮形は「DOGE」で、マスク氏が推進する暗号資産(仮想通貨)「ドージコイン」と同じ表記。
トランプ氏の声明によると、マスク氏は効率化の取り組みが「政治体制全体、無駄な業務を行っている多くの人々にショックを与えるだろう」とコメント。「われわれの時代の『マンハッタン計画((原爆開発計画)』になり得る」とした。
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