サウジ未来都市ネオム計画のCEO退任、目標未達が一因か
ロイター / 2024年11月13日 11時35分
11月12日、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子が主導する未来都市「NEOM(ネオム)」計画で、建設に携わる企業ネオムの取締役会は、最高経営責任者(CEO)を長く務めたナドミ・アル・ナスル氏(写真)が退任したと発表した。写真はサウジアラビアのリヤドで2018年10月撮影(2024 ロイター/Faisal Al Nasser)
Nayera Abdallah
[ドバイ/リヤド 12日 ロイター] - サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子が主導する未来都市「NEOM(ネオム)」計画で、建設に携わる企業ネオムの取締役会は12日、最高経営責任者(CEO)を長く務めたナドミ・アル・ナスル氏が退任したと発表した。理由は明らかにしていない。
この件に詳しい情報筋はロイターに対し、主要目標の未達が一因と語った。ただ、どの目標なのかは明示しなかった。
同社取締役会はCEO空席に伴い、アイマン・アル・ムダイファー氏を代行に任命した。同氏は2018年から政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」(PIF、運用資産9250億ドル)の現地不動産部門の責任者を務め、ネオム計画に造詣が深いという。
未来都市建設は5000億ドル規模の事業計画。ベルギーの面積にほぼ匹敵する。脱石油依存を掲げるムハンマド皇太子の計画「ビジョン2030」の軸になっているが、コスト上昇のため計画の一部は縮小を余儀なくされている。
ロイターは5月、ネオム計画の資金供給源であるPIFが自らの再編を検討しており、投資先を有望案件に絞ることを目指していると報じていた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1イランのミサイル180発、イスラエル首相「3500億円が無駄に使われた」…再報復けん制
読売新聞 / 2024年11月13日 11時38分
-
2中国の暴走、SNSに悲惨な光景 「誰か助けて」映像で叫び響く
共同通信 / 2024年11月12日 21時22分
-
3米当局、ハイチ便を30日間運航禁止 旅客機の銃撃被害受け
ロイター / 2024年11月13日 9時7分
-
4日本人も被害に、中国「五失人員」の危険性が改めて浮き彫りに―台湾メディア
Record China / 2024年11月13日 13時0分
-
5トランプ氏、マスク氏を「政府効率化省」トップに起用
AFPBB News / 2024年11月13日 12時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください