ＪＤＩ、通期業績予想を下方修正 赤字幅拡大

　１１月１３日、ジャパンディスプレイ（ＪＤＩ）は２０２５年３月期連結業績予想を下方修正すると発表した。写真は同社のロゴ。２０１６年８月、都内で撮影（２０２４年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

［東京　１３日　ロイター］ - ジャパンディスプレイ（ＪＤＩ）は１３日、２０２５年３月期連結業績予想を下方修正すると発表した。スマートウオッチや車載向け市場でのエンドユーザー需要が減少するほか、下期に計上を見込んでいた技術収入が当初の予想額を下回る見通しになった。

売上高は前期比２４．７％減の１８００億円（従来予想２２１８億円）、営業損益は３１７億円の赤字（同１８２億円の赤字）、純損益は３９３億円の赤字（同２６６億円の赤字）に修正した。

短期借入金などにより４─９月期に営業外費用として支払利息１７億８８００万円（前年同期は２億６１００万円）を計上した。

赤字決算が続くＪＤＩは主力のディスプレー事業の早期黒字転換を目指す一方、センサー、ＡＩ（人工知能）データセンター、先端半導体パッケージングといった高成長分野への参入を進める方針を示した。