富士ソフト、ベインキャピタルのＴＯＢ提案を適切に検討

富士ソフトは１３日、米投資ファンドのベインキャピタルが株式公開買い付け（ＴＯＢ）価格を従来の９４５０円から９６００円に引き上げると発表したことを受け、取締役会と特別委員会で適切に検討する方針を表明した。写真は２０１７年１０月、東京で撮影（２０２４年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

Shinichi Uchida

［東京　１３日　ロイター］ - 富士ソフトは１３日、米投資ファンドのベインキャピタルが株式公開買い付け（ＴＯＢ）価格を従来の９４５０円から９６００円に引き上げると発表したことを受け、取締役会と特別委員会で適切に検討する方針を表明した。決定事項があれば、速やかに公表するという。

ベインは１１日、１株当たりの買い付け価格引き上げを発表。米ファンドのＫＫＲが進めているＴＯＢの買い付け価格９４５１円を上回る格好となった。ベインは、富士ソフトの取締役会による賛同意見の表明などをＴＯＢ開始の条件にしており、会社側の対応が焦点となっている。