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原油先物は小幅安、25年供給過剰見通しが重し 週間では高い

ロイター / 2024年12月13日 11時47分

 12月13日、アジア時間の原油先物は小幅に下落。中国の景気刺激策により来年の需要増加が見込まれるものの、国際エネルギー機関(IEA)の供給過剰見通しが意識されている。写真は中国の上海にあるガソリンスタンドで2017年11月撮影(2024 ロイター/Aly Song)

Florence Tan

[シンガポール 13日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に下落。中国の景気刺激策により来年の需要増加が見込まれるものの、国際エネルギー機関(IEA)の供給過剰見通しが意識されている。

0125GMT(日本時間午前10時25分)時点で、北海ブレント先物は0.08ドル安の1バレル=73.33ドル、米WTI原油先物は0.07ドル安の69.95ドル。

IEAは12日公表した月報で、来年の世界の石油市場について、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産延長や従来予想をやや上回る需要にもかかわらず、十分な供給を確保できるとの見通しを示した。

INGの商品調査責任者、ウォーレン・パターソン氏は「かなり安定したバランスが見込まれるため、今のところ(価格が)このレンジを抜ける理由はほぼないだろう」と語った。

北海ブレントとWTIは週間では3%超上昇している。ロシアとイランへの制裁強化による供給障害懸念や中国の需要増加期待が背景。

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