Ｇ７「シリアの政権移行支持する用意」、首脳声明発表

　１２月１２日、主要７カ国（Ｇ７）首脳は、アサド政権が崩壊したシリア情勢を巡り「信頼できる包括的で宗派にとらわれない統治につながる移行プロセスを支持する用意がある」との声明を発表した。写真はシリアのダマスカス。１１日撮影（２０２４　ロイター／Mahmoud Hassano）

[ローマ １２日 ロイター] - 主要７カ国（Ｇ７）首脳は１２日、アサド政権が崩壊したシリア情勢を巡り「信頼できる包括的で宗派にとらわれない統治につながる移行プロセスを支持する用意がある」との声明を発表した。

政権移行のプロセスは「法の支配の尊重、女性の権利を含む普遍的人権、宗教的・民族的少数派を含む全てのシリア人の保護、透明性と説明責任」を保障する必要があるとした。

その上で「これらの基準に従い、（移行）プロセスから生まれる将来のシリア政府と協力し、全面的に支持する」と表明した。

また、全ての当事者に対し「シリアの領土の一体性と国家の統一性を維持し、独立と主権を尊重」するよう求めた。