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金相場、利食い売りで小幅安 世界経済巡る懸念で下値は限定的

ロイター / 2020年4月13日 14時31分

<description role="descRole:caption"> 4月13日、金相場は小幅下落。前週の取引で1カ月ぶり高値を付けたことから、利食い売りが出ている。写真は都内で2010年9月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao) </description>

[13日 ロイター] - 13日の金相場は小幅下落。前週の取引で1カ月ぶり高値を付けたことから、利食い売りが出ている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の急速な後退を巡る懸念などから下値は限定的となっている。

0239GMT(日本時間午前11時39分)現在、金現物 は0.4%安の1オンス=1681.49ドル。米国の金先物 は1.4%安の1728.40ドル。

金相場は前週末10日、米国の失業保険統計が弱い内容となり、新型ウイルスによる経済への深刻な影響が浮き彫りになったことを受け、3月9日以来の高値を付けていた。

米経済を下支えするため、連邦準備理事会(FRB)は9日、地方政府のほか、中小企業を含む一般企業に対する総額2兆3000億ドルの支援策を打ち出した。

アクシコープの首席市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「FRBの刺激策は金の買い材料だ。金保有の機会費用が改善するだけでなく、いずれドルの下落につながる」と指摘した。

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