WHO事務局長「トランプ氏は協力的」、米の資金拠出継続に自信
ロイター / 2020年4月14日 6時11分
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は13日、トランプ米大統領が新型コロナウイルスへの対応を巡りWHOを批判しているものの、米国が資金の拠出金を継続することに自信を示した。2月撮影(2019年 ロイター/Denis Balibouse)
[ジュネーブ/チューリヒ 13日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は13日、トランプ米大統領が新型コロナウイルスへの対応を巡りWHOを批判しているものの、米国が資金の拠出金を継続することに自信を示した。
トランプ大統領は7日、新型コロナ感染拡大を巡り、WHOが「中国中心主義」で、世界に不適切な提言を行っていると批判し、WHOへの拠出金を停止する考えを表明。ポンペオ国務長官も先週、トランプ政権が拠出金について見直しを行っていると述べていた。
米国はWHO最大の資金拠出国で、2019年は予算の約15%に当たる4億ドル以上を拠出した。
テドロス事務局長は、トランプ氏が今週に拠出金を減額する可能性があるとの報道について問われ、2週間前に大統領と話したとした上で、「私の理解ではトランプ氏は協力的で、WHOへの拠出が続くことを望んでいる。われわれの関係は非常に良好で、それが続くことを求める」と述べた。
欧州では新たな感染者数の安定化、または減少に伴い、一部の国で規制解除が検討されているが、テドロス氏はそうした国が健康を保護する指針に基づく必要があるとし、「規制措置は慎重に解除しなければならない」と述べた。
緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、欧州が転換点に差し掛かっているのかという点について、事態が安定化している兆しはあるとしながらも、「今は極めて注意をする時だ。ただ、各国が出口戦略の策定を開始できないという意味ではない」と話した。
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