フーシ派、サウジ石油施設など攻撃と表明 サウジは迎撃と発表
ロイター / 2020年7月13日 18時38分
[ドバイ 13日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は13日、前日深夜にサウジアラビア南部ジザンの大規模石油施設をドローン(無人機)とミサイルで攻撃したと表明した。
これより先、サウジアラビアが主導する連合軍は、フーシ派がサウジに向けて発射したミサイル4発と、爆発物を搭載したドローン6機を迎撃し破壊したと発表。ただ、迎撃した場所や、施設などに被害があったかは明らかにしていない。ドローンはフーシ派が支配するイエメンの首都サヌアからサウジに向けて発射されたとしている。
ジザンは紅海に面した町でイエメンとの国境からは約60キロメートル。国営サウジアラムコの石油精製施設がある。現時点でサウジのコメントは得られていない。
フーシ派のスポークスマンは「多くのドローンを使って、(サウジの)ハミス・ムシャイトにあるパトリオット・システムをはじめ、アブハ、ジザン、ナジラン各空港の軍関係の標的に攻撃した。さらにジザンの大規模石油施設も攻撃した。攻撃は正確に行われた」と述べた。対象はいずれもイエメンとの国境に近い。
フーシ派のテレビ局アルマシラはこれに先立ち、フーシ派の攻撃には言及せず、同派が支配する様々な地域を連合軍が13日に空爆したと伝えた。
サウジが支援する暫定政権をフーシ派が2014年終盤に首都サヌアから追放したことを受け、連合軍は2015年3月にイエメンへの介入を開始、サウジとイランの代理戦争の様相を呈している。
国連は恒久的な停戦と和平交渉再開に向け関係当事者と協議を開始したが、停戦終了後の5月後半から再び攻撃が始まり、協議は難航している。
*内容を追加して再送します。
この記事に関連するニュース
-
敵知らずの激強戦闘機「F-15E」は現代のドローン戦でも通用するのか? デビューは“昭和”
乗りものニュース / 2025年1月28日 16時12分
-
イエメンの紅海港湾、稼働率25%に イスラエルのフーシ派攻撃で
ロイター / 2025年1月22日 11時35分
-
【独自】ガザ停戦で商船攻撃中止へ フーシ派、紅海で
共同通信 / 2025年1月16日 21時7分
-
轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月15日 19時40分
-
イスラエル、イエメンのフーシ派拠点を空爆 報復措置と表明
ロイター / 2025年1月11日 0時55分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください