G20は貧困国の債務返済猶予の拡大・延長を 経済団体などが書簡
ロイター / 2020年7月13日 9時59分
[ワシントン 12日 ロイター] - 国際商工会議所(ICC)と国際労働組合総連合(ICTU)、貧困撲滅を目指す団体「グローバル・シチズン」は20カ国・地域(G20)に対し、最貧国だけでなく中所得国も新型コロナウイルスの感染拡大や経済への打撃に対処できるよう、債務返済猶予を拡大・延長すべきだと訴えた。
また、18日にオンライン会議を開くG20財務相に対し、民間債権者の参加を促す追加措置を取るよう求めた。
3団体は13日に公表される公開書簡で、G20とパリクラブ(主要債権国会議)が73の最貧国について年内の債務返済猶予を発表した4月時点での見通しと比べ、世界経済は一段と深刻な後退に直面しているため、より踏み込んだ措置が必要だと訴えた。
国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事や世界銀行のマルパス総裁らは先週、新型コロナで大きな打撃を受け多額の債務を抱えている国は個別に債務再編が必要になる可能性があるとの見方を示した。
G20の債務支払猶予イニシアチブ(DSSI)の下でこれまでに返済猶予を申請したのは41カ国で、パリクラブはコートジボワールやエチオピア、パキスタンなど20カ国と猶予で合意している。
しかし3団体は、新型コロナがもたらす打撃の大きさを踏まえると、猶予対象とならない多くの国も債務返済が困難になるリスクがあると指摘した。
その上で、IMFが最貧国の債務返済猶予を2022年4月まで継続できるよう主要国が資金拠出を拡大するとともに、地域の多国間開発銀行に同様の枠組みを設けることなども求めた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ハワイ山火事、40億ドル和解金 被災者2200人らに、基本合意
共同通信 / 2024年8月3日 19時24分
-
2米、同時多発攻撃主犯格らの司法取引破棄
AFPBB News / 2024年8月3日 11時8分
-
3「コーチと会えない」 ガザ地区侵攻 “平和の祭典”に臨むボクシング代表選手にも影響
日テレNEWS NNN / 2024年8月3日 8時15分
-
4ガザ停戦交渉へ代表団派遣か イスラエル、駆け引きの思惑
共同通信 / 2024年8月3日 19時46分
-
5オースティン国防長官、アメリカ軍に中東での態勢強化を命令…イスラエル防衛を支援
読売新聞 / 2024年8月3日 18時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)