米グーグル、インドに100億ドル投資 デジタル化支援
ロイター / 2020年7月14日 0時38分
米アルファベット傘下のグーグルは13日、インドで今後5─7年間にわたり株式投資や提携に約100億ドルを投資すると述べた。カリフォルニア州マウンテンビューで2018年11月撮影(2020年 ロイター/Stephen Lam)
[ニューデリー 13日 ロイター] - 米アルファベット
グーグルは、「デジタル化ファンド」を設けてインドで投資を行う。世界有数のインターネットサービス市場であるインドで、アプリやソフトウエアプラットフォームが急速に成長していることに注目している同社の動きを示す。
「インドのためのグーグル」と名付けた年次イベントをオンラインで実施したアルファベットのピチャイ最高経営責任者(CEO)は、「株式投資と事業提携のほか、業務とインフラ、エコシステムの投資を組み合わせる」と述べた。「インドとデジタル経済の将来にわれわれが自信を持っていることを反映する」と付け加えた。
ピチャイ氏は、今回の新たな100億ドルの投資はインドでグーグル最大の規模となると述べた。
ピチャイ氏はロイターとのインタビューで「特にインターネットで使われる言語が英語やその他の言語から拡大することに注力している。われわれが考察した重要な観点だ」と語った。5億人の利用者がいるインドのインターネットの成長を支え、さらに5億人が利用できるように手助けしたいとしたほか、インドではファンドを通した投資以外に人工知能 (AI)や教育などの分野にも注目するとも述べた。
グーグルはすでに、インドの配達アプリ「ダンゾー」への投資など、同国の新興企業に直接的・間接的に投資している。
インド出身のピチャイ氏は2004年にグーグルに入社。クロームブラウザーの構築で広く評価されている。昨年、共同創業者であるラリー・ペイジ氏の後任としてアルファベットCEOに就任した。
グーグルの携帯電話の基本ソフト(OS)「アンドロイド」はインドで使われている約5億台の携帯電話の大半に搭載されている。別のグーグル幹部は、より多くの人がインターネットを使えるように低価格の機器製造に向けグーグルが引き続き製造業者と協調していくと述べた。
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