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中国、国内証券2社合併へ 外資大手の参入見据え=関係筋

ロイター / 2020年8月13日 15時31分

 中国当局は、国内の第一創業証券をより規模の小さい同業のキャピタル・セキュリティーズと合併させる計画。関係者3人がロイターに明らかにした。写真は上海の金融街で3月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[香港 13日 ロイター] - 中国当局は、国内の第一創業証券<002797.SZ>をより規模の小さい同業のキャピタル・セキュリティーズと合併させる計画。関係者3人がロイターに明らかにした。

ゴールドマン・サックス やモルガン・スタンレー などの外資に国内金融市場を開放する中、国内証券会社が平等な条件で競えるよう業界を再編したい考えという。

深セン市場に上場する第一創業証券の時価総額は62億ドル。関係筋によると同社は、キャピタル・セキュリティーズの民営化に向け新株を発行する計画で、キャピタル・セキュリティーズの価値は約14億ドルとされているという。

昨年の営業収入規模は、第一創業証券が国内44位、キャピタル・セキュリティーズが62位。関係筋によると、この案件は年内にもまとまる可能性がある。

北京地方政府は、複数の企業を通じて第一創業証券に23%、キャピタル・セキュリティーズに91.5%、それぞれ出資している。

キャピタル・セキュリティーズはここ数カ月国内市場への上場準備を進めてきたが、第一創業証券との合併を優先して手続きをいったん保留にしているという。

第一創業証券、キャピタル・セキュリティーズ、北京地方政府、国有資産規制当局からのコメントは得られていない。

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