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日経平均は急反発、678円高 SQ関連の買い戻しも

ロイター / 2022年5月13日 16時1分

 5月13日、東京株式市場で日経平均は前営業日比678円93銭高の2万6427円65銭と、急反発した。写真は東京証券取引所。都内で2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は前営業日比678円93銭高の2万6427円65銭と、急反発した。積極的な買い材料に欠けるものの、 ショートカバー(売り方の買い戻し)に加え、オプションSQ(特別清算指数)に絡んだ売買も交え、踏み上げ相場となった。個別では、日経平均の指数寄与度の高いソフトバンクグループ、東京エレクトロン、ファーストリテイリングが大幅高となり、3銘柄で日経平均を約323円押し上げた。

きょうは5月限日経平均先物ミニ・オプションの最終決済に関わる日経平均のSQ(特別清算指数)算出日となり、ショートポジション解消で買い戻しを急ぐ動きが加速した。SQ値は2万5951円24銭となった。

日経平均は寄り付きで反発後、間もなく心理的節目の2万6000円を回復。その後も急速に上げ幅を拡大し、後場では731円21銭高の2万6479円93銭で高値をつける場面があった。時間外取引での米株先物が堅調に推移したほか、朝方からドル/円が円安水準で推移したことも支援材料となった。日経平均は前日に464円安となったこともあり、下落後の反動との見方もあった。

大和証券の末廣徹シニアエコノミストは「日経2万6000円を下回った水準では打診買いが入りやすいが、本格的な上昇基調からはほど遠い。今後の米市場の動向や中国のゼロコロナ政策などの外部環境は、引き続き懸念材料」との見方を示した。

個別では、12日に赤字決算を発表したソフトバンクグループが悪材料出尽くし感から急反発し、12%超高。好決算を発表した東京エレクトロンは5%超高となった。そのほか、ファーストリテイリング、リクルートホールディングス、テルモなどの指数寄与度が大きい銘柄の上昇が目立った。

半面、セコム、NTTデータ、トレンドマイクロは下落した。

TOPIXは5営業日ぶりに反発し、1.91%高の1864.20ポイント。東証プライム市場の売買代金は3兆5923億0800万円だった。東証33業種では、石油・石炭製品、精密機器、金属製品、電気機器、情報・通信業などの30業種が上昇。パルプ・紙、鉱業などの3業種が下落した。

プライム市場の騰落数は、値上がり1557銘柄(84%)に対し、値下がりが259銘柄(14%)、変わらずが21銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 26427.65 +678.93 25918.80 25,904.40─26,479.93

TOPIX 1864.20 +35.02 1836.77 1,835.68─1,868.02

東証出来高(万株) 164818 東証売買代金(億円) 35923.08

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