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NY外為市場=ドルおおむね軟調、利下げ時期見極め

ロイター / 2024年3月14日 6時37分

ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対しおおむね軟調となった。前日は米国の2月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったことでドルは上昇。週内に発表される経済指標から米連邦準備理事会(FRB)が利下げに着手する時期を見極めようとする動きが出ている。 (2024年 ロイター/Florence Lo)

[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対しおおむね軟調となった。前日は米国の2月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったことでドルは上昇。週内に発表される経済指標から米連邦準備理事会(FRB)が利下げに着手する時期を見極めようとする動きが出ている。

ただドルは対円で0.1%高の147.745円。日銀が18─19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するか見極めようと、15日に示される春闘の初回試算が注目されている。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.1%安の102.85。先週は週間ベースで1月初旬以来の大きな下落となったが、年初からは1.5%上昇している。

TSロンバードのマクロ戦略ディレクター、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏は、ドル指数はFRBの金融政策の行方に左右されているとしながらも、米経済が常に予想を上回って推移していることを踏まえると「一様でないとしても、ドル高方向にバイアスがかかっている」と述べた。

コーペイ(トロント)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、カール・シャモッタ氏も、ドルは今回のサイクルのピークにまだ達していないと指摘。「世界的な成長率が小幅なプラスにとどまるようなシナリオの下でドルが軟化する狭い道筋は存在しているが、より幅広い可能性の下でドルが一段高となる可能性もなお存在している」と述べた。

FRBは来週19─20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定する見通し。市場では米経済の力強さを見極めようと、14日に発表される2月の小売売上高と卸売物価指数(PPI)のほか、週間新規失業保険申請件数が注目されている。

ユーロ/ドルは0.2%高の1.0951ドル。

英ポンド/ドルは横ばいの1.2795ドル。英国立統計局(ONS)が発表した1月の国内総生産(GDP)は前月比0.2%増加した。

暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが7万3678ドルと、過去最高値を更新。終盤の取引では3%高の7万3243ドル。

イーサは1.4%高の4006ドル。

ドル/円 NY終値 147.74/147.77

始値 147.90

高値 148.02

安値 147.48

ユーロ/ドル NY終値 1.0946/1.0949

始値 1.0930

高値 1.0963

安値 1.0931

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