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世銀総裁の開発金融機関に対する批判は「不正確」、AfDBが反論

ロイター / 2020年2月14日 15時52分

 2月14日、アフリカ開発銀行(AfDB)は13日、世界銀行のマルパス総裁が、アジア開発銀行(ADB)など世銀以外の国際開発金融機関が重債務国への融資にあまりにも即座に応じており、一部機関は債務問題を助長していると批判したことに対し、同総裁の発言は「誤解を招くものであり、不正確」だと反論した。写真はコートジボワールで1月撮影(2020年 ロイター/LUC GNAGO)

[ワシントン 13日 ロイター] - アフリカ開発銀行(AfDB)は13日、世界銀行のマルパス総裁が、アジア開発銀行(ADB)など世銀以外の国際開発金融機関が重債務国への融資にあまりにも即座に応じており、一部機関は債務問題を助長していると批判したことに対し、同総裁の発言は「誤解を招くものであり、不正確」だと反論した。

マルパス総裁は10日、世銀と国際通貨基金(IMF)がワシントンで開いた債務に関するフォーラムで「他の国際金融機関(IFI)、ある意味では開発金融機関全体、そして当然ながら政府系輸出信用機関は融資に即座に応じ、重債務国の債務問題を助長する傾向がある」と述べた。

AfDBはマルパス総裁の発言は「不正確で事実に基づいていない。アフリカ開発銀行の品位をおとしめ、われわれの統治システムを攻撃し、われわれが世銀とは異なる基準の下で運営しているかのような、間違った情報をほのめかしている」と主張する声明を発表した。

AfDBは加盟国に対し、持続可能な財務・債務管理、透明性のある天然資源の管理や国内資源の活用に軸足を置いた強力な統治プログラムを提供していると強調。

さらに「アフリカ開発銀行の融資活動、特に公共セクターの政策金融は、姉妹機関(とりわけIMFと世銀)と緊密に連携して行っている」としたうえで、低所得国への金融支援の策定にあたってはIMFと世銀による持続可能性評価に頼っていると付け加えた。

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