シンガポール首相、新型肺炎で景気後退の可能性に言及
ロイター / 2020年2月14日 18時53分
2月14日、シンガポールのリー・シェンロン首相は、新型コロナウイルスの影響でリセッション(景気後退)に陥る可能性に言及した。写真は2019年11月、タイのバンコクで撮影(2020年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポールのリー・シェンロン首相は14日、新型コロナウイルスの影響でリセッション(景気後退)に陥る可能性に言及した。
チャンギ国際空港でのメディアへの発言が、フェイスブックにビデオ投稿された。首相は「少なくとも数四半期の間、大きな影響が出るだろう。リセッションに陥るかどうかはわからないが、可能性はある」と述べた。
また、航空便が3分の1減便されたことで、空港事業が打撃を受けていることを指摘した。
シンガポールは中国からの事実上すべての旅行者の入国を禁止。一方、シンガポールでのウイルス感染者が58人と拡大していることから、一部の国はシンガポールへの渡航を控えるよう呼び掛けている。
また、感染拡大で中国経済の混乱が拡大していることから、製造・通商部門も打撃を受けるとみられている。
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