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世界各国の議員300人超、IMF・世銀に最貧国の債権放棄を要請

ロイター / 2020年5月14日 9時49分

 世界各国の300人を超える議員らが5月13日、国際通貨基金(IMF)と世界銀行に対し、最貧国向け債権の放棄と世界経済の崩壊回避に向けた資金調達を要請する書簡を送付した。2018年10月12日、インドネシアのバリで撮影(2020年 ロイター/Johannes P. Christo)

[ワシントン 13日 ロイター] - 世界各国の300人を超える議員らが13日、国際通貨基金(IMF)と世界銀行に対し、最貧国向け債権の放棄と世界経済の崩壊回避に向けた資金調達を要請する書簡を送付した。新型コロナウイルス感染拡大への対処が目的。

書簡は世界銀行のマルパス総裁とIMFのゲオルギエワ専務理事宛て。トランプ米大統領ほか各国首脳にも届けられた。

書簡には20カ国以上の議員らが名を連ね、IMFと世銀に対し、20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁が4月に合意したような単なる返済猶予ではなく、完全な債権放棄を要請。15日以内に返答するよう求めた。

議員らは、IMFが貧困国25カ国の債務返済を6カ月間猶予したことを歓迎しながらも、一段の措置が必要と指摘している。

一方、世銀は、最貧国を支援する方策の拡大を模索しているとしたが、債権放棄には当該国の格付け引き下げにつながるなどの弊害があると指摘していた。

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