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米加州の下院補選、民主党候補が敗北宣言 11月再選へ

ロイター / 2020年5月14日 11時15分

 5月14日、米カリフォルニア州で12日実施された下院補欠選挙は、民主党候補のクリスティ・スミス州議会議員が13日に敗北を認め、トランプ大統領が推薦した海軍出身の共和党候補マイク・ガルシア氏の勝利が決まった。これにより、民主党は下院の1議席を失った。写真はワシントンで3月撮影(2020年 ロイター/MARY F. CALVERT)

[ワシントン 13日 ロイター] - 米カリフォルニア州で12日実施された下院補欠選挙は、民主党候補のクリスティ・スミス州議会議員が13日に敗北を認め、トランプ大統領が推薦した海軍出身の共和党候補マイク・ガルシア氏の勝利が決まった。これにより、民主党は下院の1議席を失った。

開票作業が続く中、スミス氏は声明で、すべての票が確実に集計されることは重要だとした上で「現在の開票状況はガルシア氏が勝利した可能性が高いことを示しているため、ガルシア氏を祝福したい」と述べ、敗北を認めた。

州当局によると、12日夜の時点で、ガルシア氏の得票率は56%と、スミス氏の44%を大幅にリードしていた。新型コロナウイルス流行を受け、補選は大部分が郵送投票で行われたため、開票作業の終了まで数日かかる可能性がある。

今回の補選は、民主党前職のケイティ・ヒル氏が議会スタッフとの不適切な関係が報じられ、昨年に辞職したために行われた。

ガルシア氏はすでに勝利宣言をしており、トランプ大統領も13日に勝利を称えるツイートを投稿。民主党の地盤であるカリフォルニア州で共和党が民主党から議席を奪うのは1998年以来である点を強調した。

ガルシア氏の勝利で、民主党は下院で1議席失うものの、多数派を維持することに変わりはない。だが、共和党にとっては追い風だ。

ガルシア氏は11月の連邦議会選で再選をかけて再び立候補する必要がある。スミス氏は11月の選挙での勝利を目指す考えを示した。

補選が行われた第25選挙区は、登録民主党員が共和党員よりも多い。今回は投票率の点で共和党に有利だったが、11月の連邦議会選も同じとは限らないとの指摘がある。

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