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石油需要の減少幅予想を引き下げ、封鎖の一部解除で=IEA

ロイター / 2020年5月14日 19時15分

5月14日、国際エネルギー機関(IEA)は14日、2020年の世界の石油需要が過去最大の落ち込みとなるとの予測をあらためて示す一方、一部の国が新型コロナウイルス感染対策として導入した封鎖措置を解除し始めたことを理由に、需要の減少幅は縮小するとした。テキサス州ミッドランドで2019年2月撮影(2020年 ロイター/Nick Oxford)

[ロンドン 14日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は14日、2020年の世界の石油需要が過去最大の落ち込みとなるとの予測をあらためて示す一方、一部の国が新型コロナウイルス感染対策として導入した封鎖措置を解除し始めたことを理由に、需要の減少幅は縮小するとした。

IEAは月例報告で、2020年の石油需要は日量860万バレル減少するとの見通しを示し、落ち込み幅を当初の予想から同69万バレる下方修正した。

5月末時点で28億人前後が制限措置の下で生活していると推定。4月末には40億人だったという。

需要の減少幅の見通し修正の背景として、一部の欧州諸国や米国で人の移動が予想より活発になる一方、新型コロナ危機から立ち直った中国の需要が増えた点などを指摘した。

月例報告は「経済活動は、緩やかで脆弱な回復が始まった。それでも、主要な不確定要因は残っている。最大の不確定要因は各国政府が新型コロナの感染第2派を引き起こすことなく封鎖措置を解除できるかどうかだ」と指摘した。

石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」以外の産油国は、米国とカナダを中心に4月の産油量が年初と比べて日量300万バレル減少した。

IEAは、米国からの供給が2020年末までに、前年比で日量280万バレルと最も大幅に減少すると予想。

供給サイドでは減産が実現したものの、「価格下落の痛みはすべての産油国に影響を与えた」とした。

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