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米上院情報委員長が離職、コロナ暴落前株取引でFBIが捜査

ロイター / 2020年5月15日 4時16分

米共和党のリチャード・バー上院議員(写真)は14日、上院情報委員長を一時的に退くと表明した。同議員を巡っては、新型コロナウイルス流行に伴う株式市場急落前の株取引を巡りインサイダー取引疑惑が浮上している(2020年 ロイター/ERIN SCOTT)

[14日 ロイター] - 米共和党のリチャード・バー上院議員は14日、上院情報委員長を一時的に退くと表明した。同議員を巡っては、新型コロナウイルス流行に伴う株式市場急落前の株取引を巡りインサイダー取引疑惑が浮上しており、米連邦捜査局(FBI)は同日、捜索令状を執行し、同議員の携帯電話を押収した。

バー議員は捜査が情報委の業務に影響することを避けたいとし、捜査が行われている間、委員長ポストから身を引くと説明した。

同議員は株式市場暴落前の2月13日、33回に分けて最大170万ドル相当の株式を売却し、インサイダー取引の疑いがあると指摘されている。コロナ流行を巡り非公開の説明を受けていた。

米司法省高官は、FBIが捜索令状を執行したことを明らかにした。FBIは家宅捜索を行わなかったものの、バー議員の自宅を訪れ、携帯電話を押収したことを確認した。

ロイターは令状が実際に執行された時期について確認していないが、米紙ロサンゼルス・タイムズは13日、捜査当局がバー議員の携帯電話を押収したと報じていた。

トランプ大統領は記者団に対し、バー氏が上院情報委員長を退く決定について「何も知らなかった。残念なことだ」と語った。

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