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FRBのバランスシート、7兆ドルに迫る 一部プログラムは需要低下

ロイター / 2020年5月15日 7時54分

[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートは13日までの週に2120億ドル拡大し、6兆9800億ドルとなった。米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の保有が引き続き増加したことが背景。ただ、一部のプログラムは需要が低下し、期待されていた社債買い入れプログラムの購入額も低水準にとどまった。

12日に開始された社債買い入れプログラム「コーポレート・クレジット・ファシリティー」を通じた購入額はわずか3億0500万ドルだった。

FRBは同制度を通じて、プライマリーマーケットで企業から直接社債を購入するほか、セカンダリーマーケットでは社債に投資する上場投資信託(ETF)を購入する。新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けた社債市場を支援するために導入された制度だが、3月下旬に導入計画が発表されて以降、クレジットスプレッドは大幅に縮小。大規模な購入の必要性が低下したとみられる。

他のプログラムを通じた資産保有も数週間にわたって減少している。

割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)貸出制度を通じた貸し出しは242億ドルで、2カ月ぶりの低水準。3月に記録した過去最高の500億ドル超の半分ほどに減少した。

プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)向け貸出制度であるプライマリーディーラー・クレジット・ファシリティー(PDCF)を通じた貸し出しや、企業の資金繰りを直接支援するため新たに導入されたコマーシャルペーパー(CP)ファンディング・ファシリティーの保有額も減少した。

通貨スワップ協定に基づく外国中銀へのドル供給は2月以降初めて減少した。

米国債保有は4兆0600億ドルと前週の4兆0200億ドルから増加、MBS保有は1兆6100億ドルから1兆7800億ドルに増加した。

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