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TikTok米事業、存続に向けオラクルと提携 売却回避狙う

ロイター / 2020年9月15日 3時23分

ムニューシン米財務長官は14日、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業に関して、米ソフトウエア大手オラクルから週末に提案を受け取ったとした上で、今週中に内容を精査する方針を明らかにした。14日撮影(2020年 ロイター/DADO RUVIC)

[ワシントン 14日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクル は14日、中国系の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業存続に向け、親会社の北京字節跳動科技(バイトダンス)と提携すると発表した。米政府が求める売却を回避する狙いがある。ムニューシン財務長官は、今週中に両社の提携内容を精査する方針を明らかにした。

トランプ米大統領は8月、TikTokの米事業を売却しなければ同サービスを禁止すると警告。バイトダンスは売却に向け、オラクルのほか、マイクロソフト が主導するコンソーシアム(企業連合)と協議を進めてきた。

オラクルは、バイトダンスが米政府に提出した提案内容に、オラクルがTikTokの「信頼ある技術提供者」になることなどが含まれていると確認した。

ムニューシン氏はCNBCテレビに対し、「マイクロソフト、オラクルの両社に多大な信頼を寄せているが、オラクルが選ばれた。提案の技術的条件を精査する」と表明。「米国の立場から言えば、コードが安全であること、米国民のデータが安全であること、電話が安全であることを確実にする必要があり、今後数日かけてオラクルと話し合う」と語った。

承認の期限は今月20日で、提案には2万人の新規雇用創出などが含まれていると指摘。また、国家安全保障の観点から米政府が別に調査を行うとした。

TikTokは声明の中で「米財務省に提案書を提出した」と確認する一方、提案内容については触れなかった。

関係筋によると、オラクルはバイトダンスの技術パートナーとしてTikTokの米国ユーザーデータの管理を引き受ける見通し。またオラクルはTikTok米事業への出資に向けた交渉も行っている。米国のユーザーデータは現在、米アルファベット のクラウド上に保管されており、データのバックアップはシンガポールにあるという。

また、バイトダンスに出資している投資会社のゼネラル・アトランティックやセコイアも、TikTok米事業の少数株式を取得する見込みだ。

中国外務省の汪文斌報道官は、TikTokが米国内での取引に向け「囲い込まれ」、「強要」されているとした上で、「米国で事業を展開し、米国に投資する外国企業に対して、開放的で公正かつ無差別な環境を提供するよう、米政府に求める」と述べた。

*内容を追加しました。

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