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日経平均は小幅続伸、底堅いが引き続き薄商い

ロイター / 2020年10月14日 15時42分

 10月14日 東京株式市場で日経平均は小幅続伸した。前日の米国株式市場は下落したものの日本株は崩れることなく比較的底堅い動きで、後半は堅調に推移した。写真は10月2日、東京株式市場で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅続伸した。前日の米国株式市場は下落したものの日本株は崩れることなく比較的底堅い動きで、後半は堅調に推移した。ただ、商いは引き続き細っており、東証1部の売買代金は連日の2兆円割れ。基調の強さは確認しながらも、方向感が定まらない状態が続いている。

13日の米国株式市場は反落。新型コロナウイルスワクチン治験中断のニュースや追加のコロナ経済対策を巡る不透明感がセンチメントを圧迫した。企業の四半期決算も注目された。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) は2.3%安。前日、被験者の病気発症を受けてコロナワクチンの臨床試験中断を発表したことが重しとなった。

米株の下落やワクチン治験中断など悪材料がありながら、日本株は朝方こそ売り優勢で始まったものの徐々に底堅くなり、後半は前日比小幅高の水準でもみあった。ただ、商いは依然として細っており、時価水準より上値はテクニカル的に戻り売り圧力が強い印象があるため伸び悩んでいる。こう着感を打破するために、新たな材料を待っている状況だ。

市場では「米大統領選の行方は依然不透明だが、どちらの候補が勝利しても金融緩和環境は変わらないだろう。日本も日銀がすぐに引き締めに動くとは予想されない。新型コロナで上値を追う相場ではないが、カネ余りの中で下値は堅い展開が続きそうだ」(日東フィナンシャルグループ社長の中島肇氏)との声も聞かれる。

物色面では景気敏感株が低調で、これが重しとなってTOPIXはマイナスで終始。前引けのTOPIXが0.51%安となったことで、後場は日銀のETF(上場投資信託)買いが観測されていた。

TOPIXは0.32%安で取引を終了。東証33業種では、空運業、鉄鋼、鉱業などの下げが目立ち、値上がりは小売業、情報・通信業など 業種にとどまった。東証1部の売買代金は、1兆9458億4300万円と連日の2兆円割れと薄商い。

個別銘柄では、指数寄与度が大きいファーストリテイリング<9983.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>などが堅調だが、トヨタ自動車<7203.T>など主力の輸出関連株にさえない銘柄が多い。日本製鉄<5401.T>も軟調だった。

東証1部の騰落数は、値上がり銘柄735に対し、値下がりが1355銘柄、変わらずが86銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23626.73 +24.95

寄り付き    23545.66

安値/高値   23518.81─23656.70

TOPIX<.TOPX>

終値       1643.90 -5.20

寄り付き     1641.65

安値/高値    1637.83─1645.45

東証出来高(万株) 96737

東証売買代金(億円) 19458.43

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