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原油先物は小幅高、ワクチン供給開始による需要改善への期待で

ロイター / 2020年12月14日 12時18分

 アジア時間の原油先物は小幅に上昇し、北海ブレント先物は1バレル=50ドルを回復した。新型コロナウイルスワクチンの供給開始で世界の燃料需要が押し上げられるとの期待感が背景にある。写真は夕日を背景にしたオイルポンプ。2019年9月にパリ近郊で撮影(2020年 ロイター/Christian Hartmann)

[シンガポール 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に上昇し、北海ブレント先物は1バレル=50ドルを回復した。新型コロナウイルスワクチンの供給開始で世界の燃料需要が押し上げられるとの期待感が背景にある。英国と欧州連合(EU)による通商協議の期限延長も支援材料となった。

0137GMT(日本時間午前10時37分)時点で、北海ブレント先物は2月限が0.08ドル(0.2%)高の1バレル=50.05ドル。米WTI先物は1月限が0.04ドル(0.1%)高の46.61ドル。

米ファイザーは13日、ミシガン州の工場で、米食品医薬品局(FDA)が緊急使用許可を出した新型コロナウイルスワクチンの出荷を開始。コロナ関連の制限が近く解除され、米国内の燃料需要を押し上げるとの期待が高まった。

一方、英国とEUは13日、通商協議の合意期限としていたこの日以降も交渉を継続することで合意した。

CMCマーケッツ(シドニー)の首席市場ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「有効なワクチンに関し『うわさで買った』投資家が、供給開始を受けて『事実で売る』ことになるか」が問われるだろうとした。

欧州の主要国はコロナ感染拡大を抑制するためのロックダウンを継続、燃料需要の低迷を招いている。

市場はまた、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が予定する2つの会合に注目。各国の減産合意順守状況を監視する合同閣僚監視委員会(JMMC)は12月16日に、OPECプラスは減産規模の小幅縮小で合意した今月の会合に続き1月4日に会合を開く。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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