訂正三井住友FG、今期純利益予想6000億円 社長「コロナ影響予断許さず」
ロイター / 2021年5月14日 19時54分
5月14日、三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、2022年3月期の連結純利益について、前期比17%増の6000億円を見込んでいると発表した。写真は2017年1月、都内で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
(本文3段落目のアナリストの氏名を「吉澤亮二」に訂正します。)
[東京 14日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ(FG)は14日、2022年3月期の連結純利益について、前期比17%増の6000億円を見込んでいると発表した。与信関係費用は3000億円を想定する。会見した太田純社長は、国内の経済はワクチン接種の進捗に伴ってゆるやかに回復するとの見方を示した一方、新型コロナウイルスが特定業種に与える影響については「予断を許さない」と説明した。
与信関係費用予想は、前期比605億円減の3000億円とした。太田社長は「今の状況が続くなら、それほどでない。少し余裕を持った数字」と述べた。
格付け会社S&Pグローバル・レーティングの吉澤亮二(訂正)シニアディレクターは、ロイターに対し「今期だけで見れば、与信費用は抑制されているが、運輸や小売りなどコロナに対する弱さをはらんでいるセクターには注意が必要だ」との見方を示した。
吉澤氏によると、こうした業種は、政府のサポートもあって資金繰りはついているものの、借入額が増加する一方で収益減により債務の償還能力が低下。「コロナ収束後に膨らんだ負債に耐えられるかは不透明で、3―5年程度のスパンで見ていく必要があるだろう」という。
IBESがまとめたアナリスト9人による連結純利益の予想平均値は5981億円で、会社予想と同水準となっている。
同時に発表した21年3月期の連結純利益は前期比27.1%減の5128億円だった。3605億円の与信関係費用を計上した。
この記事に関連するニュース
-
三菱HCキャピタル【8593】“26期連続増配”達成なるか 配当利回り4%、好調は今後も続くのか
Finasee / 2025年1月6日 6時0分
-
インタビュー:来期純利益1.2兆円超、法人向け活況 Oliveも想定以上=SMFG社長
ロイター / 2024年12月27日 18時7分
-
コロナ禍から大復活!? ANAホールディングスの今期の業績は…投資するなら「株式一択」なのか?
Finasee / 2024年12月27日 8時0分
-
三井不動産【8801】株式分割&株主優待で上場来高値後の低迷理由は? 3期連続最高益で巻き返しなるか
Finasee / 2024年12月26日 6時0分
-
過去には2期で計4600億円もの赤字を計上……日本航空(JAL)の現在は?株式以外で投資するなら?
Finasee / 2024年12月24日 8時0分
ランキング
-
1裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
2「馬上、枕上、厠上」がキャリア形成にも重要な理由 「1人になれる時間」は本来いくらでも存在する
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
3なぜ繁忙期も「あの同僚だけ残業せずに帰れる」のか? デキル人が無意識に使う思考パターン
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月15日 8時10分
-
4理想の体形や収入がいつまでも手に入らない理由 強い願いも「無意識」に打ち負かされてしまう
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時15分
-
5なんでまだ働いているんだろう?…ブラック企業を「辞めない人」の理由【行動経済学】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください